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温暖化の実態
私たちのできること
エコニュース

様々な環境問題は、一般に知られているよりかなり深刻です。
特に「地球温暖化」は、“最大で最悪な環境問題”と言われています。
ここでは、その地球温暖化の概要や関連問題をお伝えします。

◆地球温暖化 Q&A  (2004/11/9 UP)
◆京都議定書 Q&A  (2005/2/23 UP)

温暖化って、どういうこと?
地球は大気に覆われています。直径が1メートルの地球を想定すると大気の層は、わずか1ミリにしかなりません。大気の中は窒素が約80%、酸素が約20%。温室効果ガスと呼ばれる炭酸ガスは、およそ280ppm(1ppmは百万分の1)で、16万年ほど安定していました。
この温室効果ガスがなかったら日本では、日没と同時にマイナス18℃になると言われています。温室効果ガスのおかげで、日が暮れてもすぐには寒くならず、ゆっくりゆっくり冷えて、明け方が一番冷え込むけど、また太陽が昇って暖かくなるというシステムが保たれているのです。
しかし、長い間安定していた温室効果ガスが、石油や石炭などの化石燃料を使い始めた頃から増え始めて、現在は、360ppmを超え、後20年でさらに倍増すると言われています。熱を逃がしにくい温室効果ガスが増えすぎると地球はどんどん暖まってしまい、この現象を「地球温暖化」と言います。


温暖化が進むと、どうなるの?

1997年にIPCCは、100年後に約2℃世界の平均気温が高くなると予測していました。しかし2000年には約4℃、2001年には5.8℃上がると従来の予測を大幅に修正しています。そのことで、何が起こるかというと……

1. 南極をはじめ世界中の氷が溶け出す。
   (南極が崩壊すると、最大70mの海面上昇)
   2001年2月IPCCは、25年後までに5m前後の海面上昇が、
   ある日突然起こると言及
 ・低い土地の水没(モルジブなど40カ国の国土の大半がなくなる)
 ・農地の水没、塩害の増加 → 世界的な食糧危機
 ・地下水、河川への海水の影響(塩害など) → 飲み水がなくなる
 ・臨海のコンビナート、原発への影響 → 原油の流出など海の死
 ・異常気象:台風の増加や巨大化(高潮)、洪水と干ばつ → 農業に大打撃
 ・海流や海中の水温、水流が激変し、魚が捕れなくなる

2.森林や生態系が破壊される。
 ・急激な温度変化についていけない多くの森が消滅 → 多くの生物種が絶滅
 ・湖や川は水温の上昇で干上がったり、富栄養化が進み水質が悪化 
 ・野生生物の生息に重要な干潟がなくなる
 ・マラリアやコレラなど感染症、熱射病の増加
 ・土の死:平均気温が4℃上昇すると土の中の微生物は死んでしまうと
  言われている。

農水省の農業環境技術研究所は、2020年には、空気中の炭酸ガスの濃度は今の2倍になり、それにともなって温暖化が進むために、小麦や稲、大豆、トウモロコシなど主要な作物の栽培適地が世界で50%減少すると98年4月に発表されています。

原因は何なの?
温暖化の原因は、私たちが「便利快適な暮らし」を求め続けた結果、二酸化炭素を大量に排出してしまったことにあります。人間は呼吸するだけでも、1日に150gの二酸化炭素を出していますが、いろいろな経済活動、生活行動をすることで、大量の二酸化炭素を排出し続けています。
発展途上国の貧しい人たちも、焼き畑やたき火などで、1日に2〜3kgの二酸化炭素を出していますが、私たち先進国の人たちは、1日に約40kgとアフリカ、インド、中国に比べて10倍から数十倍出しています。それは、二酸化炭素の排出量は、経済レベル、生活レベルに比例しているからです。
特に日本人は、ここ40年で電気の消費量は20倍、自動車は50倍に増えました。今では家に照明、エアコン、テレビ、ビデオ、冷蔵庫、電子レンジなどの電気機器がいくつあるでしょうか? 自動車は? 先進国はさらに経済拡大を、途上国も追いつけ、追い越せと頑張っているので、二酸化炭素は増加し続けているのです。

 

どうして「京都」って名前がついているの?
1997年12月に京都で行われたCOP3(第3回締約国会議)で採択された議定書だから「京都議定書」という名前がついています。地球温暖化防止を目的にした国際的な枠組みには2つあり、1992年にできた「気候変動枠組条約」と、その条約に先進国の新しい約束を盛り込み、かつ法的拘束力も加えたのが「京都議定書」です。
どんなことが決められているの?
先進国全体で温室効果ガスの排出を、2008〜12年の間に1990年レベルから5%削減することが決められました。温室効果ガスとは、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、ハイドロフルオロ カーボン、パーフルオロカーボン、六フッ化硫黄の6つの気体のことで、これらが原因となって地球温暖化が進んでいるからです。
それを国別に削減目標をもち(日本・カナダは6%、アメリカは7%、EUは(加盟15ヶ国で)8%)、先進国全体では5%削減しようとしています。
発効まで7年以上かかったのは、なぜ?
議定書の第25条には、@条約の締約国55カ国以上の締結、A1990年における先進国のCO2排出量の55%を占める先進国の締結という2つの発効要件が設定され、そしてそれらを満たした90日後に国際法として効果をもつ(発効する)と、定められています。発効が遅れていたのは、アメリカの離脱や諸問題があり、なかなかその要件を満たすことができなかったからです。しかし、2004年11月4日にロシアが批准したことを受け、やっと要件を満たすこととなり、その90日後の2005年2月16日に発効されました。

どうしてアメリカは離脱したの?
ブッシュ大統領は、議定書に従えば多くの費用を必要とする上、開発途上国を不当に除外しているとして、2001年に議定書から脱退しました。先進国(工業大国)のうち議定書参加を拒否しているのは米国とオーストラリアだけ。この2カ国が排出する温暖化ガスは世界の約3分の1を占めているので、参加しないことは非常に残念なこと。しかし世界の129ヶ国とEU15ヶ国は参加しているので、京都議定書が発効されることは、全世界にとって大きな第一歩になりました。

日本の6%削減は簡単なこと?
実は日本の2003年度の温室効果ガスの排出量は1990年に比べて8%も増加しています。6%削減を約束しておきながら、逆に8%増加しているということは、つまり合計で14%の削減が必要になったということです。EUでは、すでに3%以上削減していることと比較すると、日本は対策が進んでいないことがよくわかります。
どういう方法で減らしていくの?
日本政府は、広く国民に省エネを呼びかけていくと共に、業界団体ごとに温室効果ガスの削減目標を設定させ排出削減を促進すること、森林による炭素吸収(いわゆる吸収源)の促進、京都メカニズム(共同実施、クリーン開発メカニズム、排出量取引)の利用、環境税の導入なども実施して、削減目標を達成しようとしています。

私たちができることは?
基本的なことですが、ひとりひとりの確実な省エネが重要です。工場、運輸業などで排出される温室効果ガスの量はもちろん膨大ですが、家庭から出している温室効果ガス(特に二酸化炭素)も、年々大きく増えています。
特に鹿児島は全国を上回るペースで増加しています。その原因として、自動車数の増加と核家族化や高齢化などによる世帯の拡散、それに畜産業の家畜排せつ物や肥料による メタンガスの排出が大きいと言われています。
できるだけ自動車の利用を減らす、家電製品を買い替えるときは省エネ家電を選ぶ、もちろん電気やガスの使用も抑えましょう。もうゆっくり取り組んでいる時間はありません。なるべく早く、そしてひとつでも多くエコライフを実行しましょう。

資料提供:NPO法人地球環境フォーラム鹿児島

 

株式会社岩田組
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TEL 099-257-6566 FAX 099-255-9859
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